ようこそ 鞍陵25回:2009年度版ニュースのページへ
2003年度版へ2004年度版へ2005年度版へ2006年度版へ2007年度版へ
2008年度版へ2009年度版へ2010年度版へ2011年度版へ2012年度版へ
このページでは、最近の話題やニュースを取り上げていきます。(2009年度版)
このページの最新情報へ ↓

2009.1.1 掲載
明けまして おめでとう ございます
今年も頑張って更新していきますので、宜しくお願いします。
2009.1.5 掲載
「鞍陵25回」の2009年新年会が、平成21年1月3日(土曜日)16時から兎舞屋にて開催されました。詳しくは、こちら・・・
映画情報
「K-20(TWENTY)怪人二十面相・伝」

金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、高島礼子、鹿賀丈史など出演者一人ひとりの個性が光った演出と演技だと感じる。撮影の一部は北九州市で行われ、戸畑の「西日本工業倶楽部」の他にも街並み等でアッと思う風景がある。ストーリーも面白く、金城武のアクションシーンや松たか子の天然で滑稽な演出など笑えるシーンも多く、楽しめる作品だった。
2009.1.20 掲載
映画情報
「ミーアキャット」

金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、高島礼子、鹿賀丈史など出演者一人ひとりの個性が光った演出と演技だと感じる。撮影の一部は北九州市で行われ、戸畑の「西日本工業倶楽部」の他にも街並み等でアッと思う風景がある。ストーリーも面白く、金城武のアクションシーンや松たか子の天然で滑稽な演出など笑えるシーンも多く、楽しめる作品だった。
「感染列島」
ちょうどインフルエンザ流行の時期に合わせて公開されたが、ウィルスが国内で感染爆発し、交通網・都市機能が停止、感染拡大を防ぐ為に感染地域の封鎖・・・と、新型インフルエンザが流行した場合のパニック状況を想像してしまう。劇場内で「ゲホゲホ」と咳をする人がいたが、気になって仕方なかった。風邪をひいている人がこの映画を観る場合は、周囲の人から白い目で見られる事を覚悟した方が良い。主演の妻夫木聡も良かったが、TVCMで「金麦と待ってる〜」と仁王立ちで叫んでいる檀れいの演技もなかなか良かった。
「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
主演のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットは、1997年の「タイタニック」で競演した二人。夫婦のあり方や夫婦それぞれの“未来”と“自己実現”などをテーマにした作品だが、話(内容・セリフ)の難しさや後味の悪さが印象に残ってしまった。結局、第66回ゴールデン・グローブ賞を受賞したこの作品の真意が理解できない自分に自己嫌悪。
↓ 最近の情報へ     ↑ ページトップへ
2009.1.25 掲載
鞍陵会の2009年新年会が、平成21年1月25日(日曜日)16時から鞍陵会館にて開催されました。福岡から事務局長の植木順子さん、直方からは事務局の野田修二君と内田の3名が出席しました。この日は朝から積雪で福岡都市高速、北九州都市高速、九州自動車道が通行止めになる中で車で来ようとした植木さんは急遽JRに切り替えての出席でした。二次会では鞍陵19回、20回のメンバーと一緒になり、鞍陵事務局で新年会の後片付けを終えた入江敦子さんと有吉先生が合流して楽しいひと時を過ごしました。
2009.2.2 掲載
映画情報
「20世紀少年<第二章> 最後の希望」

公開前日にはTVで第一章が放送され、メディアに踊らされている感はあったが、結末が知りたくて出かけてしまった。小学生時代のエピソードがあちこちに散りばめてあり、その子役達の演技とエピソードが楽しくて仕方ない。ストーリー展開と映像はかなり現実離れしていて「んな、馬鹿な!」なんて思う時もあるが、小学生が考えた物語をそのまま映画にするとこんな映画になるのかなあ・・・と思えば楽しめる。
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
外見は80歳の老人で生まれた赤ん坊が、歳をとるごとに外見が若返っていくという設定に驚かされる。主演のブラッド・ピット、ケイト・ブランシェットのメイクと演技の凄さが目立っていた。非現実的な設定にも関わらずストーリー展開に無理は無く、80年間を描いた演出も見ごたえのある作品だと思う。ケイト・ブランシェットの回顧シーンで始まり、回顧シーンでエンディングを迎える中で、80年の人生と回顧シーンとの関連性との演出も良かった。
↓ 最近の情報へ     ↑ ページトップへ
2009.2.22 掲載
映画情報
「7つの贈り物」

見終わってみると単純な物語なのに、細かいストーリーの描き方や演出には感動した。前半はなかなかストーリー展開の全体像が見えなくてイライラ感もあるが、後半にはバラバラのエピソードやストーリーが繋がっていき、最後は全てが明かされることで疑問が納得に代わり感動になっていく。主演のウィル・スミスの演技も素晴らしく、今年観た作品の中ではNO1であった。
「フェイク シティ ある男のルール」
キアヌ・リーブス主演の作品。事件の裏に隠された強大な悪に立ち向かう一人の警官を描いた刑事物で、仕掛けられた罠や隠された真実を暴いていく。「7つの贈り物」を観た後なだけに、ちょっとがっかりな作品であった。
2009.3.8 掲載
映画情報
「おくりびと」

最初公開された時は「劇場で観るほどの作品とは思えない。DVDが出てから観よう」と言ってた自分を思い出す。アカデミー受賞のニュースと「受賞記念上映」という公告を見て、早速劇場に行ってしまったミーハーな自分が恥ずかしい。作品の事はアチコチで紹介されているが、とにかく心が、気持ちが優しくなれる。そんな作品だった。
「チェンジリング」
とてもアンジェリーナ・ジョリーとは思えない真に迫った演技だった。これも監督のクリント・イーストウッドの演技指導の力なのだろうか?実話の持つ重みはすごい。1928年だったらこんな事もあったのだろうと納得してしまう。実話と思うと途中主役が次第に暗闇に落ちていく展開に圧倒されてしまう。
「ジェネラル・ルージュの凱旋」
竹内結子、阿部寛の二人の会話がお洒落で面白い。犯人は誰だ?という感覚でなく、台詞(会話)と演出だけでも充分に楽しめる作品だと思う。竹内結子が演じていた頼りなくて、とぼけた人柄のグチ内科の窓際医師・田口公子役はハマリ役だなと思う。松たか子が演じても似合いそうな感じである。また堺雅人のあの飄々とした演技も光っていた。
2009.4.5 掲載
映画情報
「ワルキューレ」

第二次世界大戦中の独裁者アドルフ・ヒトラー時代のドイツを描いた作品で、事実に基づくストーリー展開と極限状態の中で進行する暗殺計画に緊迫感を感じる。純粋に祖国ドイツの将来を憂い計画を実行しようとする主人公をトム・クルーズが演じ、その思いはあっても失敗を恐れ、自己保身に走る幹部、土壇場で決断できない人、自分の思いを貫こうとする仲間、崩壊寸前と知りながら独裁者に媚びへつらう側近達など様々な人間性をきちんと描いている。この作品をすすめてくれたユウちゃんに感謝です。
「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」
またまたTVドラマの映画化というTV局の策略に踊らされて見に行った。これは映画化ではなく2時間ドラマで十分だろう・・・というのが感想だ。最近はTVドラマが好評だった作品を映画化というケースが後を絶たないが、観る側ももう少し考えないといけないなあ・・・
「レッドクリフ PartII ─未来への最終決戦─」
一作目も凄かったが、それを上回るスケールだった。広大な風景、曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士の描き方が圧巻である。この作品はぜひ劇場で観た方が良い。但し女性はこの手の作品は苦手かもしれない。多分男性はワクワクしながら楽しめるだろう。今回は中村獅童が前作に比べ登場シーンも少なく、あまり目立たなかったが、金城武はすごい!字幕を観ていると、曹操、孫権、劉備、孔明、周瑜と出てくるのだが、登場人物と頭の中で一致させるのに苦労した。漢字が苦手な人は吹き替えで見たほうが良いかもしれない。小喬(孫権の妻)と尚香(孫権の妹)が乱世のストーリーにどう関わるかも楽しめる。観終わった時になんだか大らかな気持ちになったのは私だけかな?
「スラムドッグ$ミリオネア」
数々の賞に輝く作品だけあって、実に見ごたえのある作品である。世界最大のクイズショー「クイズ$ミリオネア」というTV番組の進行と過去の思い出が交差しながらストーリーが展開するが、決して複雑ではなく、ストレートに爽やかに描いてある。このストーリーの組み立て方には脱帽である。
「バーン・アフター・リーディング」
ハリウッドの有名スターの共演(ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、ジョン・マルコヴィッチ、ティルダ・スウィントン、フランシス・マクドーマンド )という事とCMを見ると「オーシャンズ・イレブン」みたいな作品かな?って勝手に思ってしまった。内容はアメリカンジョークとブラックユーモアたっぷりのコメディ映画だった。後悔しきり・・・
↓ 最近の情報へ     ↑ ページトップへ
2009.5.5 掲載
映画情報
「おっぱいバレー」

ストーリーは期待していなかったが、ロケ地が直方、北九州ということで、直方市民体育館、筑豊鉄道(チンチン電車)、遠賀川河川敷、萩原電停周辺、若戸大橋、門司の倉庫街、葛原本町五丁目公園等々と、知ってる場所がどんどん出てきてそれだけでも楽しめる。期待していなかったストーリーも結構楽しめた。チケット購入時に中学生くらいの男子数名が「おっぱい」は言えないともめていたのが面白かった。
「グラン・トリノ」
クリント・イーストウッドが監督・主演の作品。前半はクリント・イーストウッドの頑固な老人ぶりや近隣の住人達とのからみ・エピソードにクスクス笑いが止まらない。後半は一変して感動的なストーリーに仕上がっている。全編感動的な演出に比べ、前半の面白さが活かされ、決して見終わった後の重苦しい感じがなかった。
「天使と悪魔」
無条件に文句無しに、最初から最後まで面白い!!英語に堪能な人、字幕スーパーを速読できる人意外は、吹き替えをお勧めします。テンポが早く、台詞が多く、スーパーを読んでいる間にヴァチカンの素晴らしい景観を見逃してしまいますよ。
2009.6.7 掲載
映画情報
「ガマの油」

役所広司 第一回監督作品。役所広司が主演し、作品の全体的な雰囲気は、伊丹十三作品を思い出しました。ただし役所広司らしい、なんとも不思議な世界観です。瑛太、小林聡美、益岡徹、八千草薫らの脇役の演技も素晴らしいのですが、新人二人(澤屋敷純一、二階堂ふみ)に今後も注目したいと思いました。
「ラスト・ブラッド」
韓国の女優チョン・ジヒョン主演の作品。日本では、「猟奇的な彼女」による抜群の存在感と容姿の美しさで一気に知名度が高まり、その後は「僕の彼女を紹介します」「デイジー」で不動の地位を確立したと思う。TVCMでは、花王・アジエンスでアジアンビューティーとして登場し、韓国映画を観ない日本人も知る所となった。作品は最初から最後までアクションに次ぐアクションで、今までのチョン・ジヒョンのイメージとはかなり違った面を見ることができるが、イマイチかな?
「劔岳 点の記」
山岳小説の第一人者である新田次郎原作の「劔岳 点の記」の映画化という事で、山の自然の美しさと厳しさをどこまで再現できているのか、期待が膨らんだ。映像の中で秋の立山の美しさは小説以上に素晴らしく、下から見上げた劔岳の異様な山容は圧巻である。CGに頼らずにオールロケという映像からは緊迫感が十分に伝わってくる。地元の案内人(強力)を演じた香川照之の朴とつとした素朴な演技と高倉健を髣髴とさせる浅野忠信の演技もすばらしい。久しぶりに骨のある作品に出会えた。
2009.6.7 掲載
“喜平”からのお知らせを掲示板の「お知らせ」にアップしました。
2009.7.7 掲載
6/19鞍陵会幹事・評議員会があった。25回からの出席者は、牟田 淳一(代表幹事)、吉田 祐司(元代表幹事)、植木 順子(次期代表幹事)、内田 清巳(評議員)、入江 敦子(鞍陵会事務局)の5名です。入江さんが鞍陵会事務局として苦労して作成した鞍陵ニュースがもうすぐ皆さんの元に届きます。(予定では7/20前後です)勿論鞍陵25ニュースも一緒に届きます。
映画情報
「トランスフォーマー:リベンジ」

最初から最後までハラハラ・ドキドキ・・・それでいて笑える演出が心地良い。一作目ではバカでかいロボット達が主人公の家にやってきて身を隠そうと必死になるシーンが忘れられないが、今回も結構笑える。CGを駆使した映像だけでなくストーリーと演出も楽しめる作品。
「ノウイング」
ニコラス・ケイジ主演の地球最後の日を描いた作品。2008年12月にキアヌ・リーブス主演の「地球が静止する日」という作品があったが、全体的なイメージが似ている。どちらも話は壮大な地球レベルの話なのだが、ストーリー展開はごく少人数の中で展開していく。そして2作品とも宇宙人が登場するが、ストーリー展開の中であまり重要性を感じない。同じ宇宙人との戦いを描いたトム・クルーズ主演の「宇宙戦争」や「インデペンデンス・デイ」は話の壮大さとストーリーの広がりから比較しても見劣りがする。
↓ 最近の情報へ     ↑ ページトップへ
2009.8.1 掲載
8月1日「2009年鞍陵祭」が開催されました。
グランドには40名の仲間達が集まり、鞍陵祭の終了後、二次会(鞍陵25総会)が20時頃から「すまろ」にて開催されました。二次会からの参加者を含めて41名の方に参加していただきました。
詳細は「鞍陵祭」をご覧下さい。
映画情報
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」
もう6作目になるのかと、驚いてしまう。今までの5作を思い出そうとすると3作目までで、それ以降はあまり印象に無い。今までのシリーズは、「賢者の石」「秘密の部屋」「アズガバンの囚人」「炎のゴブレット」「不死鳥の騎士団」である。今回はというと、ファンの人には申し訳ないが、一番つまらなかった。(年のせいかな?)
「アマルフィ 女神の報酬」
イタリアの風景が凄く良かった。ストーリーも良く出来ていると思う。主演の織田裕二をはじめ、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市の演技も冴えていた。イタリアの田舎の風景を楽しめる作品だ。
「HACHI 約束の犬」
愛犬が逝ってから日が浅いので劇場に行くかどうか、非常に悩んだが、意を決して見に行った。子犬のハチとリチャード・ギアが初めて会うシーンから既に別れのシーンを想像して胸が苦しくなった。最初から最後まで胸が痛く、涙が止まらない。ハチのかわいらしい表情が更に涙を誘う。
「ナイトミュージアム2」
色々と講釈を考える必要は無い!単純に素直に作品を楽しんで欲しい。そして笑って欲しい。登場するキャラクターの多くは一作目に登場するので、初めて見る人は一作目を是非チェックしてから見たほうが楽しさが倍増する。
「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」
シリーズ三作目最終章・・・一・二作を見て、なぁんだか釈然としない人や結末を知らないと落ち着かない人は是非見に行って欲しい。三作目を見て結末を見終わり、「ともだち」が誰だったのかわかっても「??????」と感じる人は、クレジットが流れても席を立ってはいけない。何故「ともだち」がこんな事をしようと思ったのか?最後の最後にその背景が明らかになる。また様々なシーンに登場する有名人(俳優や芸人)を探すのもおもしろい。
↓ 最近の情報へ     ↑ ページトップへ
2009.9.24 掲載
映画情報
「サブウェイ123 激突」
主演のデンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタ演技が冴えている。全体的には、同じ地下鉄を題材としているキアヌ・リーブス主演の「スピード」に似ている。また現場を取り仕切る刑事が登場するが、彼の演出上の絡み方も面白い。
「カムイ外伝」
主演が松山ケンイチというだけで足を運んだ。ワイヤーアクションシーンはもとより、松山ケンイチの殺陣はすごかった。また演技派としての表情や演技も納得できる。ただ惜しかったのは人によると思うが、血しぶきシーンや残酷な殺陣のシーンはもう少し抑え気味のほうが良かった。見終わってから「抜け忍ってナニ?」と聞かれた時は、それを理解せずによく楽しめたなあ・・・と別の意味で感心してしまった。
「ここらへんで集まろう会 in 福岡」
久しぶりに「福岡で集まろう会」が10月17日天神にて開催されました。
「「お楽しみ会」決定!!」
「福岡で集まろう会」で2010年に「お楽しみ会開催!」が決定しました。
「ここらへんで集まろう会 in 福智山」
「福岡で集まろう会」で「久しぶりに福智山に登ろう」という事で11月22日福智山登山してきました。
↓ 最近の情報へ     ↑ ページトップへ
2009.11.29 掲載
映画情報
「スペル」
呪いをかけられた女性銀行員の話。恐怖映画にありがちな大音響とともに登場する恐怖の映像・・・前半はドキドキしながら観たが、後半はそのパターンにも慣れ、逆に滑稽に思えてきた。シーンと静かな劇場内で笑いをこらえるのに必死だった。結局、恐怖映画っぽいコメディ映画だった。(苦笑)
「笑う警官」
一時期、日本中の警察の信用を失墜させた警察内部の犯行による裏金疑惑を扱った作品で、結構緊迫感溢れる仕上がりだと思う。主演の大森南朋(ナオと読むらしい)は見たことのある俳優だが名脇役として有名らしい。「笑う警官」というタイトルと宮迫博之や中川礼二が出演しているという事でコミカルな作品かと思った人もいるらしい。大友康平の棒読みの台詞にはまいったが、鹿賀丈史の悪役ぶりはすごい。全編に流れるジャズ、かったるい台詞回しなどジャズっぽい演出でまさにジャズ映画を作り上げた感じ。ジャズファンなら大喜びの作品では?
「2012」
太陽の活動が活発化し、地球の核が熱せられた結果、3年後(2012年)に世界は終わりを迎える。という内容だが、一つの都市が丸ごと崩壊していくシーンのCG映像は実に見事というか圧巻である。前半は次から次に都市が、山々が、海が崩壊していくシーンが連続し、俯瞰の崩壊シーンとズームアップした崩壊シーン、その中で人が右往左往するシーンと織り交ぜながらリアル感が伝わってくる。後半の箱舟のくだりは、ストーリー展開上必要だと思うが映像としては漫画っぽくていきなりリアル感がなくなってしまった感がある。前半の映像を見るだけでも価値がある。
「曲がれ!スプーン」
一言で言えば、心のストレッチが出来る作品。ほんわり、まったりとした感覚とお仕着せ的な「凄いぞ」感はなく、プチ笑いが終始味わえる作品。主演の長澤まさみ以外の出演者は「顔は見たことあるが、誰だっけ?」とういった布陣でお洒落な演出が嬉しい。
「イングロリアス・バスターズ」
ブラッド・ピット主演の第二次世界大戦中のドイツ占領下のフランスを舞台にナチスと連合軍工作員の攻防を描いた作品。「もし、面白くなかったら返金します」という触れ込みの通り、原作はしっかりしていて、最初から最後まで工作員の正体がばれるのでは?という緊張感と緊迫感がある。また、復習も絡み、ストーリー展開は面白い。但し残虐シーン・残忍シーンはここまで必要なのか?と思わせる。戦争は残虐で残忍のものという事を伝えたいのかもしれないが、それにしても演出がきわどすぎて後味の悪い仕上がりになってしまった感がある。普通の感覚の人にはあまりお勧めできない。
2009.12.31 掲載
映画情報
「カールじいさんの空飛ぶ家」
3Dメガネを付けて観た。メガネ代として300円別途徴収されるが、価値はあると思った。最初は違和感があったが10分もすれば慣れてくる。「アバター」の予告編も3Dで観られる。さて、作品はディズニーらしい作品で、登場する動物達のキャラクターが実に面白い。特に犬達の描き方は犬の特性を活かした面白いキャラクターに仕上ている。童心に還って素直に楽しめる作品。
「パブリック・エネミーズ」
ジョニー・デップ主演なので期待して観たが、普通のギャング映画だった。ジョニー・デップの演技は相変わらず凄いが、ストーリーも平凡だし、演出も冴えない。2〜3日して何を観たのか?どんなストーリーだったかすら忘れてしまった。大好きなジョニー・デップだからこそ、出演する作品をもう少し選んで欲しい。最近は色んな作品に出過ぎ!
「アバター」
2009年最後に観る映画が、この作品となった。「カールじいさんの空飛ぶ家」同様3D映画だが、今までの3Dは手前に飛び出す演出が多かったが、この作品は奥行きの表現がすごい。勿論映像のすごさは語り尽くせないが、登場するキャラクターや植物、生物等の描き方というか、よくこんな映像を思いつくものだと感心する。ストーリーと演出もすばらしいが、所々に宮崎駿作品のアイデアが使われている気がした。とにかく2009年の観ておくべき作品の一つといえる。

2003年度版へ | 2004年度版へ | 2005年度版へ | 2006年度版へ | 2007年度版へ | 2008年度版へ
2009年度版へ | 2010年度版へ | 2011年度版へ | 2012年度版へ