鞍陵会 高校25回 ニュース VOL.15
ときめいた刻 ときめく時
ときめいたあの頃 ときめく今

マイ ホーム パパ

近畿鞍陵祭の当日、我が家はなぜか一家離散状態。私は鞍陵祭会場の千里ニュータウンへ、高3の娘と妻は受験のため上京、同居している母はのん気に京都旅行、残る息子は残念ながらお留守番。
こんな状況の時こそ、私の出番なのです。やさしいパパ振りが発揮できるのです。近畿鞍陵祭二次会終了後ホテルに向かうタクシーの中でまず息子にパパコール。やさしい言葉で次期主(あるじ)の無事を確認し、次に宿泊先のホテルで妻の携帯にラブコール。九州から出た事の無い妻にとって東京は異国の地と同じらしく、一部始終その奮闘振りを聞かされ、そのまたあげく娘に代わる頃には私の耳は痛くなる始末。しかし娘には"頑張ってね"とこれまたやさしく励まし、論文と面接のアドバイスも多少付け加え第一ラウンド終了。 次の日、無事入試会場に着いたかどうか妻に確認コール。てな調子で第二、第三ラウンドと延々と続き、私と同行した某君も呆れ顔。
彼曰く「普段めったに家にいないくせに、こうゆう時に妙にマイホームパパやね?」と一言。私曰く「いや、私は、マイ ホームレス パパ なのです」と…。無事大阪から帰り着いた私は息子と一緒に空港まで妻と娘を迎えに行き、4人で食事をした事を最後に付け加えておきます。お疲れ様でした。

10月の東京、北九州鞍陵祭、11月の近畿鞍陵祭、共に盛大に行われ無事終了する事ができました。皆様のおかげです。誠にありがとうございました。また各地区の方々には、我々を暖かく迎えていただき、本当に「心地よい」鞍陵祭でした。スマートに開催された東京、手品好きな北九州、吉本のノリで終始一貫された大阪。地域色が出ていてそれぞれ大変楽しい鞍陵祭でした。
しかし現実は厳しいもので2001年鞍陵祭当日まで8ヶ月足らずとなってしまいました。今、本部の各部会では侃侃諤諤色々な意見が活発に交わされています。
最近思うことですが、会議の中では皆さん論客者ばかりで堂々と意見を述べられます。大変結構なことと思います。10人いれば十人十色さまざまな意見があります。どれをとってもそれぞれ一理あり正論です。しかしその意見の中から一つ選ぶとなると大変なことです。そこで三役が提唱したコンセプトが重要になるわけです。物事を決める判断材料がコンセプトであり、鞍陵25の特色であると思います。しかも正しい情報で前向きな議論が交わされて初めて理想に近づくのではないでしょうか。又、"ひらめき"を大事にして頂きたいものです。"ひらめき"とは普段考えているからこそひらめく訳で、考えてないと何も浮かんできません。私ももう一度原点に戻り、鞍陵祭というものを考えてみたいと思います。2001年鞍陵祭のコンセプトとは、
おもてなしをする心を大切にし「暖かい雰囲気で、心地よい鞍陵祭」を目指そう。
です。
「明るく楽しく」をモットーにし、また生涯の友を作る場とし、我々自身が楽しめる鞍陵祭にしよう。
これらもまた我々25回のコンセプトと言えるでしょう。
このことを基本とし各自が「和」を重んじることで、我々が目指すすばらしい鞍陵祭が開催できる事と思います。
最後になりますが、今後とも変わらぬご協力をお願い申し上げまして巻頭の挨拶と致します。

2001年鞍陵祭実行委員長 吉田 祐司


2000年12月