「ここらへんで集まろう会 in 福智山」 再挑戦篇

2009年10月17日の「福岡集まろう会」で「久しぶりに福智山に登りたいね!」の一言で始まった福智山登山・・・2009年11月22日悪天候の中、途中で登頂を断念して、下山。
あれから約4ヶ月、天候にも恵まれ・・・

天候はほぼ快晴。満開の山桜を眺めながら5人の仲間が昨年のリベンジを果たそうと集まった。
参加者は那須繁君、林繁広君、田中愛子さん、金尾陽子さん、内田清巳。
金尾さんは、長崎からの参加でしたが、直方に帰って来た時に福智山を眺めながら「久しぶりに登りたいけど、一人では・・・」を諦めていたそうです。それが今年のニュース(新年号)を見て、参加を思い立ったそうです。
9:00に直方駅で待ち合わせ、そこには順子さんとあっちゃんが見送りに来てくれていました。9:30登山開始、上野超のルートをゆっくりゆっくりと登り、途中へばる事無く、陽子ちゃんと愛子ちゃんがずっとしゃべり続けていたが、二人の体力には感心した。12:00に念願の福智山山頂に立ち、那須君の一言は「これで思い残す事はない。いつ死んでもいい」みんな疲れていましたが、晴れやかな顔でした。
山頂では眺望に酔いしれながら、軽い食事をして、大塔の滝のルートで下山。歳をとると登りより下るほうがきついという事を痛感した。膝がガクガクするし、バランスを崩すし、昔のようにヒョイヒョイとはいかない。途中まで出迎えに来てくれた順子さんとあっちゃんに合流し、14:00に麓の内ヶ磯に到着。
その後は内ヶ磯の満開の桜を眺めながら、花見(大宴会)となった。その花見には山本順子さん、長山敦子さん、吉田祐司君、後藤寛君、松尾武俊君の5名が合流し、10人の仲間たちが夕方まで大騒ぎでした。あまり覚えてないが、途中で色んな人に電話をかけまくっていたように思う。電話をかけた人達には「ごめんなさい」です。
無事リベンジを果たした事で、みんなテンションが上がりっぱなしでした。


 始まりは、今年の新年会でした。
 福智山登山の計画を聞いて、心密かに登る事を決意していました。こんな機会じゃないと登山などしないと思った事と、計画の日は「復活祭」・・・少し苦しい思いをする事で何かを得る事が出来るかもしれない、との期待感からでした。
 ですが前日に、女子のメンバーは金尾陽子さんと私の二人だけだと聞いた時にはビックリ!!でも、陽子さんからの「愛子ちゃん、登りましょう!」との力強いメールに励まされ、当日を迎えました。
 メンバーは林君、那須君、内田君、金尾さん、私の5人でした。
 飲み会以外で同級生と何かに挑戦するのは高校卒業以来でしたが、男子はとても優しく、久々のお姫様気分を味合わせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
 陽子さんは、日頃から歩いているそうで、しっかりした登りでした。私は、頂上付近では呼吸も荒くなり、とてもきつく下山の時には、何度も尻もちをつきました。
 ですが、久々の達成感と、クライミングハイで幸福ホルモン・・・セロトニン全開で、午後からの花見では、皆さんに少し無礼を働いたようで、ちょっと恥ずかしいです。
 今から少しずつ老いていく中、こんな素敵な同級生が共にいてくれると思うと、老いても恐くない気がしています。
 皆様、これからも仲良くして下さいね。それでは、お元気で・・・
寄稿:田中 愛子

 JR博多駅で福北ゆたか線に乗り直方へ。篠栗を越え飯塚を過ぎ遠賀川の土手が見えてきます。次に目に入るのは美しい姿の福智山。直方へ帰る度に「小学6年生の遠足で登ったなあ。又登ってみたいなあ。」と思っていました。去年の鞍陵25回生ニュースで天候不良により途中で登頂を断念され今年リベンジ登山が計画されていることを知り、早速申込みました。
 同窓生の皆様、福智山登ったことはありますか?頂上まで行けましたか?過去何回登られましたか?登ってみたいと思われたことはありませんか?
 今回の登山メンバーのおひとり那須繁さんは鞍陵ニュースにも載っていたように子供の頃の思い出にしっかり福智山が焼き付いていて、登るチャンスを待っていらしたとか。うれしいですね。あの頂に立ってみたいと思った方がいらしたとは。
 今回のメンバーはいつまでも永遠に可愛い中村(田中)愛子さん、上り下りの道中いつも女性二人を優しくサポートしてくださった林繁広さん、緊急時には頼れるドクター那須繁さん、福智山を我が庭と呼べるほど地理、地形に詳しく名ガイド、かつ名リーダーの内田清巳さん、そして私を入れて5名のグループです。(少しさみしい数ですね)
 4月3日JR直方駅集合。内田さんの車で内ケ磯ダムまで運んでいただきます。
小学生の時は学校に集合し、そこから歩いて登ったのですから出発地ダムの今回は、まあ年相応のハンディ?ということで御了解下さい。
 さていよいよ登山開始。私は小学生の時の細かな記憶はほとんど残ってないのですが、愛子ちゃんは驚くほど色々な情景を覚えていらっしゃいました。
 内田リーダーは私達の体力、年齢を考慮して度々小休憩を取りながら進んでくださいます。頂上の大岩が望める所まで来て振り返ると眼下に直方市内が見えます。『あの屋根の建物がイオンモール』とリーダー。小学生の時は無かったし全体的にももっと違った景色だったのでしょう。
 さていよいよ山頂です。無事登頂の握手を全員でして記念撮影。山頂は360度の展望。とはいうものの春霞でぼんやり見える皿倉山。『秋の澄んだ空気の時は関門大橋も見えるよ』とリーダー解説。霞はあるけれど標高901メートルからの眺めは飽きること無く「いい山だね」と皆で感嘆しきり。天気も良く頂上には多くの登山者がありました。
 軽食をとり名残を惜しみながら下山開始です。翌日は「山開き」ということで荒宿荘山小屋では山の会のメンバーにより餅つきの用意などがされていました。下りのルートでは年中涸れることの無いタヌキ水が小屋のそばを流れていたり、大塔の滝のそばでは暫しのマイナスイオン浴。
 リーダーがコースの面白さ、難易度など色々考えてくださり下りの道も楽しいものでした。
 下山後は内田邸でのお待ちかねの観桜会及びミニ同窓会が待っています。
 今か今かと私達の下山を待っていたのは後藤寛さん、松尾武俊さん、吉田祐司さん。途中まで迎えに登ってきてくださった植木(山本)順子さん、入江(長山)敦子さん。 内田邸の桜は周りの景色に溶け込んで最高に美しく皆で「老後はここに住みたい」などと勝手な事をしゃべり登山の反省、次回の計画(特に那須さんのご希望)、初恋の話、心ときめかせたあの人この人の事、いつまでもいつまでも話題は途切れません。
 イヤー実に良かった!登って良かった!何とも言えない達成感。まだまだイケルという自信。12歳のあの頃の少年、少女の自分たちを辿れた喜び。皆さんも福智山に登りましょう!
 次は「還暦記念秋の360度パノラマビュー登山」などいかがでしょう。(勝手に企画を立ててしまいました)
 昔に戻りたいあなたオススメです。今から少しづつ体を鍛え準備して5年後頂上で赤いチャンチャンコ、ベレー帽、リボンなんでもいいから身に着けてお祝いしませんか?
 今回の企画、準備、連絡などたくさんの方に御世話になりました。本当に有り難うございました。
寄稿:金尾 陽子